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「住宅新報(2013年9月24日)」当社記事
(2013.09.24)
住宅新報 2013年9月24日号の第14面 開業特集に弊社代表のコラム『不動産で起業、成功のために』が掲載されました。

※発行元の許可を得て引用掲載しています。
<<PC環境等により画像が表示されない場合は、以下、本文テキストをご参照下さい>>
不動産金融・不動産ファンド業界に特化した転職エージェントとして長年不動産業界とかかわってきた経験から、不動産業で起業を成功させるためのポイントを記す。

     (エムユーシー社長・梅小路学)

『不動産で起業・成功のために』

不動産業の起業のタイプは、大きく三つに分けられる。

第1は、身近な親族などに不動産業で開業している人間がおり、その影響やサポートを受けて起業するタイプ。実はこれが最も多いタイプなのではないかと思われるが、今回のテーマからは除く。

『優秀な人材が集う人間的魅力備える』

第2は、サラリーマン時代に身につけたスキル、経験、人脈をそのまま生かして同様モデルで起業するタイプ。

起業のハードルは低いが、優秀な人材の確保が起業成功の鍵となる。

高級賃貸仲介を手掛けるモダンスタンダード(東京都港区)代表の松田啓介氏は、労苦をともにした元同僚たちに背中を押され4年前に起業した。5人の信頼できる創業メンバーの存在が開業当初からのロケットスタートを可能にした。

この第2のタイプは、起業する人物の人間的魅力の有無が勝敗を分ける。

『独自路線を打ち出す』

第3は、他社にない独自のポリシーを具現化するために起業するタイプ。

不動産仲介透明化フォーラム(東京都中央区)代表の風戸裕樹氏はサラリーマン時代、不動産の両手取引に違和感を覚え、自分が業界ルールを変えてやるという思いで5年前に起業した。

現在「売却のミカタ」を全国で展開、業界の商慣習をも変える大きな存在になろうとしている。

第3のタイプは、独自ポリシーへの社会的ニーズの高さが決め手であり、三つのタイプの中で最も大化けする可能性を秘めている。

起業のタイプにかかわらず、不動産業の起業成功者には共通項がある。1つ目は、サラリーマン時代に自ら不動産の基本スキルを一通り身に着けていること。

2つ目は、社内外を問わず関係各位と良好な関係を維持したまま起業していること。

起業当初はすべてを自分でこなせるスキルが必須となるし、起業は所詮1人の力では困難で周りのサポートがあってこそ成り立つものということであろう。

実際に起業をすると、営業力だけではなく、マーケティング力も必要だと痛感する。

人を雇い使うことがいかに大変かと思い知る。

楽しいことより、むしろ辛いことの方が多いかもしれない。

しかし、そのすべてがサラリーマン時代には無かったビビッドな体験であり、起業の成功は何物にも代えがたい人生の喜びをもたらすに違いない。
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