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2016.09.01

変わらぬトッププレーヤーの顔ぶれ

不動産金融・不動産ファンド業界は、1990年代から2004年くらいまでに小泉・竹中体制で行われた平成バブルの負の遺産の清算/不良債権処理時代に大量に発生した担保不動産の受け皿として誕生しました。

上場リート初上場したのが2001年9月。

つまり約15年程度の歴史を持った業界です。

業界の黎明期、30前後から30代半ば位の即戦力系の人材が大量に他業界から流れ込みました。

当時はとても若い業界で、社長ですら30代という会社が大半でした。

その後15年が経過し、業界を見渡すとふと気づくことがあります。

それは業界のトッププレーヤーといわれる方々の顔ぶれがほとんど変わっていないということです。

現在のアセットマネジメントヘッド、アクイジションヘッドは10年前も同じようにヘッドをしていました。

その間、それに次ぐ若手たちが10年以上業界経験をしているにも関わらず最前線の経験を積むことができないでいます。

そしてトッププレーヤーの方々はまだ大半が40代だという現実があります。

まだまだ後進に道を譲る年齢ではありません。

今後業界が順調に成長していくためには次世代の育成が必要不可欠です。

問題解決のひとつの可能性が第1回でテーマにした新規組成です。

新規組成が進み、次世代の若手がどんどん新規ポジションに抜擢されることが業界の現状を打破する大きなきっかけになるように思います。

もう一つは、すでに富を成したトッププレーヤーの方々へのセカンドライフを用意することではないかという気がします。

すでに一部の方々は自己資金や豊富な人脈を活かして自らファンドを立ち上げたり、コンサルティング業に転じたりし始めていますが今後の展開に注目です。